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布引観音

二泊三日の旅行も今日が最終日、ホステルを少し早めに出てお寺巡りをしました。
ホステルからは車で20分ほど、田園風景が続く狭い道を進むと千曲川に沿って絶壁の岩肌が目に飛び込んできます。 このあたりの渓谷は信濃の邪馬渓谷と云われているそうです。

20180625_nunoboki.jpg「牛に引かれて善光寺参り」とはよく聞くフレーズですが、その諺のもとになった話が伝えられているのが目指す布引観音です。

正式な呼び方は「布引山 釈尊寺」で天台宗の名刹、東御市とうみしを流れる千曲川に沿った道脇の少し広くなった場所が参道入口になっています。 

標識がないので通り過ぎるところでしたが、広場に案内板らしきものがあったので止まってみました。 広場の中央には釈尊寺までの参道にある見所を紹介している案内板があり、正面には鬱蒼とした樹木の中へと石段が続いています。 写真からは見えませんがこの崖上に布引観音の御堂が岩に張り付くように建っています。(写真クリック:7枚)

畑仕事にでも出掛けるのでしょうか、家の玄関先にいたお婆さんに聞いてみるとこの場所で間違いなく、「急な参道ですが最初の20分ほどだけで、後はダラダラと登れますから最初だけ辛抱すれば行けますよ」ということでした。 険しい山道が参道になっていて20分ほど登った所に釈尊寺の本堂があって、向かい合わせに布引観音の御堂が見えると話してくれました。 

お婆さんの言葉に励まされて(?)石段を登り始めたのですが、確かに最初の20分と言っていたのは釈尊寺の寺務所(伽藍堂)までの話で後は小道(平地)を歩いて4分ほどで観音堂です。 後になって気づいたのですが、最初の20分はほぼ全行程の事でした。 とにかく険しい山道で息を切らせながら登ることしか頭にないので坂を上りきる迄は下を向いたままでした。

<布引山釈尊寺縁起>
牛に引かれて布引の 山々布引く釈尊寺 御寺を詣る人々は 山の縁起をたづね見よ
寺は聖武の御時に 僧の行基が開基より 西行法師も三年へて 晒らす御歌を残しけり
それその昔なつかしく 千曲川辺の赤岩や 信心浅き夫婦等が 世にも稀なる言ひ傳ひ
或日媼は留守居して 川に布をば晒せしが 一匹の牛現れて 布をば角にかけり行く
媼驚き後追いて 北へ走れば善光寺 思はず詣る御仏の 光り仰ぎてひざまづく
戻りて仰ぐ布引や 山風時にあれいでて それかと見れば岩上に 晒せし布を吹きつけぬ
今布岩の名もそれよ 取るにすべなき岩壁を 見る見る媼は日を過しいつか化石となりにけり
翁媼を探しきて 化石となれる悲しみに 岩にまばゆき布見つつ 烟と遂に消へ失せぬ
後人それを憐れんで 祠を立ててまつれるか 牛と化せしもありがたや 聖徳太子の観世音
霊験日々に新たにて 光りかがやく布引の 山の真清水くむ人は 心すまさぬものぞなき


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